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投資詐欺被害の相談窓口と相談する際のポイントを探偵が解説
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投資詐欺の被害にあった場合、さまざまな相談窓口があります。
しかし、投資詐欺の状況によって相談すべき窓口が異なります。
本記事では、投資詐欺の相談窓口の特徴や相談する際の注意点、法人が被害にあいやすい詐欺の手口などについて解説します。
この記事を参考にして、詐欺被害からの回復を目指してください。
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目次
投資詐欺の相談窓口
投資詐欺の相談窓口にはさまざまなものがあります。
しかし、相談すべき窓口は詐欺や被害者の状況によって異なります。
ここでは、各相談窓口の特徴について紹介します。
金融庁の金融サービス利用者相談室
この窓口は、金融サービスに関するさまざまな問題に対応する機関として設立されました。
金融庁は、金融取引の監督機関です。
そのため、投資詐欺に関する知識があり、詐欺のさまざまな問題に対処できます。
投資詐欺の被害者にとって、最初に相談すべき窓口の1つと言えるでしょう。
警察
投資詐欺にあった場合、警察への相談は不可欠です。
警察は法的機関であり、詐欺被害の捜査を行なう権限を持っています。
そのため、警察に相談することで、被害の拡大を防ぐとともに、犯罪者の特定や逮捕につながる可能性があります。
投資詐欺の被害に遭った場合、警察は必須の相談窓口といえるでしょう。
法律事務所
法律事務所は、詐欺被害に対して法的措置を講じ、詐欺被害を取り戻すために最適の相談窓口です。
法律事務所に所属する弁護士は法律の専門家として、被害者の権利を守り、法的な助言をしてくれます。
法律事務所は、被害の回復や賠償請求などの法的手続きを進める上で、専門的なアドバイスと支援をしてくれます。
また、必要に応じて訴訟を起こすなど、法的アクションを取ることも可能です。
投資詐欺の被害者にとって、法律事務所への相談は被害金額の回収など問題解決への足掛かりとなるでしょう。
地域の弁護士会
弁護士会は、法律の専門家集団であり、投資詐欺などのような法的問題に対して的確にアドバイスします。
弁護士会の利点は、地域に密着した法律サービスを提供できることです。
地域の特性や事情を熟知した弁護士が対応します。
地域の弁護士会は、地域に根ざした弁護士から法的支援を求める投資詐欺の被害者にとって、重要な相談先となるでしょう。
探偵事務所
探偵事務所は、投資詐欺の解決に向けて独自の役割を果たす相談窓口です。
探偵は証拠収集や情報収集のプロであり、投資詐欺の真相解明に大きく貢献します。
探偵事務所の強みは、法的機関では難しい柔軟な調査活動ができることです。
詐欺師の行動パターンの把握や、隠された資産の発見など、被害金額の回収にのための重要な情報を入手できる可能性があります。
探偵事務所は、投資詐欺の真相解明と被害回復に向けて、独自の視点と手法で支援を提供できる相談窓口といえるでしょう。
投資詐欺の被害を相談する際に気をつけるべきポイント
投資詐欺を相談する際には気をつけるべきポイントがあります。
ここではそのポイントについて紹介します。
できる限り多くの証拠を準備する
投資詐欺の相談を行なう際に、証拠を準備することは非常に重要です。
多くの証拠を提示することで、相談窓口もらえるアドバイスが、より具体的かつ効果的になります。
証拠として準備すべきものは下記のとおりです。
これらの証拠は詐欺の事実を立証し、法的措置を取る際にも重要な役割を果たします。
多くの証拠を準備して各相談窓口に相談すれば、各担当者が迅速に状況を把握し、効果的な対応方法を提案してくれるでしょう。
多くの証拠の準備は、投資詐欺の相談をより効果的なものにするために重要です。
二次被害に気を付ける
投資詐欺の被害者は、二次被害に注意する必要があります。
二次被害とは、詐欺被害後さらに被害を受けることです。
例えば、ある投資詐欺の被害者が「被害額を倍にして返金する」という勧誘を受けました。
詐欺被害者はその勧誘に乗ってしまい、さらに投資してしまいました。
しかし、被害にあった金額は戻ってくることはありません。
二次被害を防ぐためには、不審な勧誘や提案に対して常に警戒心を持ち、信頼できる相談窓口を選び相談することが重要です。
信頼できる相談窓口に相談する
適切な相談先を選ぶことで、効果的な支援を受けられ、問題解決の可能性を高めることができます。
信頼できる相談窓口の特徴は以下のとおりです。
具体的には、紹介した金融庁金融サービス利用者相談室や警察、法律事務所、探偵などが該当します。
信頼できる相談窓口への相談は、投資詐欺被害から回復するために重要です。
法人が被害にあいやすい投資詐欺の手口
投資詐欺にはさまざまなものがあります。
ここでは、法人があいやすい投資詐欺について詳しく説明します。
未公開株詐欺
未公開株詐欺も法人が被害にあいやすい投資詐欺の1つです。
この手法では、詐欺師が将来有望な未公開企業の株式を販売すると偽って、法人から多額の資金を騙し取ります。
未公開株詐欺が法人相手に成功しやすい理由は、法人が新たな投資機会を求めていることと、未公開株の価値評価が困難であることにあります。
詐欺師はこの点を利用し、虚偽の情報を伝え、価値ある投資だと信じ込ませます。
例えば、ある中小企業が「次世代技術を持つベンチャー企業の未公開株」という触れ込みで投資を勧誘され、多額の資金を投じましたが、実際にはそのような企業は存在せず、投資した金額が返ってくることはありませんでした。
未公開株詐欺から身を守るためには、投資を提案される企業の実在するかどうかの確認や、その企業の事業内容を徹底的に調査し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めることが重要です。
プロ向けファンドを装った詐欺
プロ向けファンドの悪用は、法人を狙った巧妙な投資詐欺の手口の1つです。
この手法では、詐欺師が専門的な投資知識を持つ法人投資家向けのファンドを装って、実際には存在しないか、リスクの高い投資スキームに勧誘します。
プロ向けファンドを装うことで、詐欺師は法人投資家の信頼を得やすくなります。
詐欺師は高収益を約束し、勧誘しますが、実際にはその資金は投資されず、着服されることがほとんどです。
このような詐欺から身を守るためには、ファンドの運用実績や登録状況を徹底的に確認し、第三者の専門家による評価を確認する重要です。
「プロ向け」という言葉に惑わされず、常に疑う姿勢を持ちましょう。
劇場型詐欺
劇場型詐欺は、複数の詐欺師が役割を分担して演じる、組織化された投資詐欺の手口です。
この詐欺の特徴は、複数の「登場人物」が異なる立場から被害者に接触し、投資の信頼性を高めます。
実際の事例として、ある中小企業が「政府系ファンド」と称する投資話を持ちかけられ、複数の「専門家」からの説明を受けて信頼してしまい、多額の資金を失った例があります。
劇場型詐欺から身を守るためには、どんなに信憑性が高く見える話でも、独自に徹底的な調査を行うことが重要です。
ポンジスキーム
ポンジスキームは、多くの被害者を生み出している投資詐欺の古典的な手口です。
この手法では、新規投資家から集めた資金を用いて既存投資家への配当を行ない、高収益を装います。
ポンジスキームが法人を引き付ける理由は、安定した高利回りを約束することにあります。
多くの法人が運用益の向上を求めていることに、詐欺師を利用します。
例えば、ある中堅企業が「毎月10%の確実な配当」をうたう投資商品に大規模な投資を行いましたが、実際には新規投資家の資金で配当をまかなっていただけで、最終的に破綻し、投資したお金の全額を失いました。
ポンジスキームから身を守るためには、「高利回り」や「確実」といった誘い文句に惑わされず、投資の仕組みを徹底的に精査することが重要です。
公的機関を装う詐欺
公的機関を装う詐欺は、詐欺師が政府機関や公的金融機関を装い、信頼性の高いという話で投資案件を持ちかけます。
この詐欺の特徴は、公的機関を名乗ることで信頼性を獲得し、警戒心を解くことにあります。
実際の事例として、ある企業が「政府系金融機関」を名乗る詐欺師から「特別融資プログラム」への参加を持ちかけられ、参加費用として多額の資金を騙し取られました。
このような詐欺から身を守るためには、公的機関を名乗る相手でも、その真偽を独自に確認することが重要です。
また、公的機関やその職員が特定の企業の株や投資商品をすすめることはありません。
被害回復型詐欺
被害回復型詐欺は、既に投資詐欺の被害に遭った法人を再び狙う悪質な投資詐欺です。
この手法では、詐欺師が「被害回復の専門家」や「回収代行業者」を装い、過去の損失を取り戻せると偽って新たな資金を要求します。
要求した金額を払っても、過去の損失を回収できることはありません。
この投資詐欺は、被害者が損失を取り戻したいという強い願望に漬けこむ手法です。
被害回復型詐欺から身を守るためには、過去の損失を取り戻そうとする焦りを抑え、冷静に状況を判断することです。
また、被害回復をうたう業者の信頼性を徹底的に調査し、必要に応じて法律の専門家に相談しましょう。
探偵が投資詐欺の調査が有効な理由
投資詐欺の調査依頼は探偵が有効です。
理由は以下のとおりです。
ここでは、その理由についてそれぞれ解説します。
証拠収集能力が高い
まず、探偵を投資詐欺の相談が有効な理由として、高い証拠収集能力があげられます。
証拠は法的措置を取る際や被害回復を目指すうえで重要です。
通常の方法では入手困難な情報を収集する手段やネットワークを、探偵は持っています。
そのため、探偵に調査を依頼すれば今まで見つかっていなかった証拠が見つかる可能性があります。
証拠が見つかれば、投資被害に対しての法的措置が容易になるでしょう。
また、投資詐欺を行なった詐欺師の特定も可能です。
詐欺師の特定は、詐欺被害の回復や法的措置を取る上で必須です。
迅速な対応ができる
探偵は他の相談窓口と比較して、迅速な対応することが可能です。
投資詐欺は、時間が経過するほど証拠が見つかりにくくなり、被害にあった金額を回収できる可能性が低下します。
そのため、証拠収集のためには、詐欺被害発覚したら、迅速に調査することが求められます。
その点、探偵は公的機関とは異なり、手続きに時間をかけることなく、すぐに調査を開始できます。
時間との勝負となる投資詐欺の事後対応は、探偵の対応の早さは解決に向けた糸口となります。
心理的サポートができる
探偵は、投資詐欺の被害者に対して心理的なサポートもできます。
金銭的な側面だけでなく、詐欺被害で精神的なダメージを受けた被害者の精神的回復に大きな役割を果たします。
探偵が心理的サポートに優れている理由は、多くの詐欺事件を扱った経験から、被害者の心情を深く理解しているためです。
探偵による心理的サポートは、投資詐欺の被害者が前向きに問題に取り組み、回復するために重要です。
特に長期化する投資詐欺詐欺の調査では、この心理的サポートの価値は非常に高いといえるでしょう。
弊社調査した投資詐欺の事例
昨年、取引先とのゴルフコンペで知り合ったA氏から、非常に魅力的な投資話を持ちかけられました。
A氏は、自分が大手金融機関出身であること、そして自身が運用するプロ向けファンドが非常に高いパフォーマンスを出していることを力説していました。
A氏の熱意に感心し、彼の話を信じてファンドへ投資することにしました。
当初は、毎月安定した配当金が支払われ、順調に運用されているように思われました。
しかし、ある日、A氏と連絡が取れなくなり、ファンドの運用状況についても不明な点が出てきました。
その後、別の知人から、A氏の投資話が詐欺ではないかと疑うような話を聞き、別の探偵事務所に依頼したものの、手掛かりを掴むことができませんでした。
投資契約書は交わしておりません。A氏との間で、口頭で投資額や期待収益率について合意しただけです。今回の投資で、数千万円を失う見込みです。
弊社にご依頼いただき、綿密な調査を実施した結果、海外に潜伏していたA氏の居場所を特定することに成功しました。
この情報を基に、損害賠償請求の訴訟へとつなげることができました。
弊社は、海外にも調査のネットーワークがある探偵事務所です。
他の探偵事務所で、手掛かりがつかめなかったものでも、証拠をつかめる可能性があります。
一度ご相談ください。
投資詐欺調査の費用について
調査の料金設定はクライアントのご要望や調査内容、そして地域(エリア)によって大きく変動します。
調査時間に応じて料金を算出する方式が一般的です。
調査の基本料金は、1日あたり10万円~15万円程度が相場です。
1時間あたりの料金は、調査内容や地域によって異なりますが、一般的に1万円~2万円程度が目安です。
ただし、これは目安で、実際の料金は調査内容や難易度に応じて前後します。
さらに、長期間にわたる調査が必要な場合や、詳細な情報が必要な場合は、数十万円から数百万円かかることもあります。
料金事例
難易度:★
¥264,000(税込)〜
*調査員人数、調査範囲などにより金額が変動致します。
*調査時にかかる諸経費(交通費など)は別途、調査終了後に請求させて頂きます。
難易度:★★
¥495,000(税込)〜
*調査員人数、調査範囲などにより金額が変動致します。
*調査時にかかる諸経費(交通費など)は別途、調査終了後に請求させて頂きます。
難易度:★★★
¥715,000(税込)〜
*調査員人数、調査範囲などにより金額が変動致します。
*調査時にかかる諸経費(交通費など)は別途、調査終了後に請求させて頂きます。
無料相談窓口
投資詐欺は個人投資家から大企業まで、深刻な被害をもたらす重大な問題です。
投資詐欺を防ぐためには、常に警戒心を持ち対応することが重要です。
本記事では、投資詐欺の被害にあった際の相談窓口、相談する際のポイント、法人が被害にあいやすい手口、探偵の役割について解説しました。
投資詐欺の被害にあわないよう、またあってしまった場合に適切に対処できるよう、本記事の内容をご活用ください。
もし、投資詐欺にあってしまい、証拠や情報が必要な場合は遠慮なくお申し付けください。
調査経験とスキルを持つ調査員が対応し、貴社の状況にあった調査を国内外で実施いたします。
先に述べたとおり、投資詐欺の証拠収集はすぐに動けば動くほど収集できる確率は高まります。
まずは、無料相談にて、現在の状況をお聞かせください。
ご相談とご依頼までの流れ
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まずはフリーダイヤル・お問い合わせメールフォーム・LINEよりお問い合わせ下さい。問題の概要や状況をお聞き致します。
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お見積り金額・調査内容に十分ご納得頂けた場合、委任契約のお手続きに入ります。下記書面に署名捺印をして頂き、契約完了となります。書面には、調査目的・期間・費用の詳細・調査結果の報告方法・個人情報の取り扱いなどが記載されています。
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契約書面を基に予備調査、本調査の順に調査を実施します。その際、随時途中経過をご報告致します。追加調査が必要な場合は、都度ご相談下さい。
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全ての調査終了後、書面もしくはデータにて調査報告書を提出致します。必要に応じて各種専門家のご紹介やアドバイスなどのアフターサービスも行なっております。
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