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無断欠勤で退職した社員が行方不明になったときは?
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社員が無断欠勤で退職して行方不明になった場合、会社はどのような対応を取ればいいのでしょうか?
本記事では、無断欠勤で退職した社員が行方不明になったときの対処法や、問題を放置する危険性について解説しています。
弊社の行方調査は、93%のクライアントが「良かった」と調査結果に満足しており、信頼性と満足度が高いと評価いただいています。
目次
無断欠勤が続けば解雇対象となる?
無断欠勤が続く場合、解雇の対象となる可能性はありますが、就業規則に基づいた手続きや無断欠勤の理由が重要なポイントとなります。
無断欠勤による解雇は、その背景にある事情や、会社がこれまでどのような対応を行なってきたかによって、その正当性が左右されます。
以下は無断欠勤と解雇に関するポイントです。
- 無断欠勤の状況と回数
- 就業規則の確認
- 合理的な理由があるか
- 解雇手続きの注意点
- 無断欠勤を続けることのリスク
無断欠勤が生じた際の対応とは
無断欠勤が発生した際、会社として適切かつ法的に正当な対応を取ることが重要です。
以下に、一般的な対応手順とポイントを詳しく説明します。
まず、社員が無断で欠勤していることを確認します。
出勤簿や勤怠管理システムなどを参考に、欠勤日数やパターンを詳細に記録します。
欠勤日数や頻度、パターンなども詳細に記録しておくことが後の対応に役立ちます。
無断欠勤が発生した際は、電話やメール、メッセージアプリなど、可能な限りの手段を用いて社員本人と連絡を取ります。
連絡が取れない場合は、事前に登録されている緊急連絡先に連絡することも検討します。
社員が無断欠勤に至った理由を明確にします。
病気や家庭の事情、職場での悩みや不満など、さまざまな原因が考えられます。
原因を特定することで、その社員に必要なサポートや、職場環境の改善点を見つけることができます。
初めに、会社の就業規則において「無断欠勤」に関する規定が定められているか確認します。
規則には、無断欠勤の定義、対応手順、懲戒処分の内容などが具体的に記載されていることが望ましいです。
就業規則に基づいて対応することで、法的なリスクを低減できます。
無断欠勤が一度や二度ではなく、何度も繰り返されるような場合には、より厳しく対応する必要があります。
そこで、警告書を発行し、無断欠勤が会社にとって重大な問題であり、このまま続けると懲戒処分を受ける可能性があることを、社員に改めて認識させます。
- 口頭での注意
- 書面での警告
無断欠勤が長期間にわたり、会社からの注意にも従わない場合、就業規則に基づいて懲戒処分を行ないます。
懲戒処分には、以下のような段階的な措置が含まれます。
- 口頭注意
- 始末書の提出要求
- 減給処分
- 出勤停止
- 懲戒解雇
解雇などの重大な懲戒処分を行なう際には、労働基準法をはじめとする関係法令を厳守し、不当解雇と判断されないよう、十分な注意を払います。
不当解雇とならないよう、以下の点に留意します。
- 解雇には合理的かつ客観的な理由が必要です。
- 解雇予告期間(通常30日前の通知)を守る、または30日分の平均賃金を支払うなどの法的要件を満たす。
- 無断欠勤の事実や対応の経緯を適切に記録・保存する。
無断退職扱いとする方法
無断退職扱いとする方法は、労働契約の解除を意味するため、慎重な手続きが必要です。
無断退職とみなされるケースは、連絡なしに会社を完全に退職した場合です。
※出勤せず、連絡も一切ない、会社から連絡が取れない状態が長期にわたる場合です。
無断退職扱いとする手順は、「連絡の試み」「内容証明郵便の送付」「就業規則に基づく手続き」「証拠の保存」です。
さらに、無断退職の手続きは、労働法に関する専門的な知識が必要です。トラブルを避けるために、弁護士にも相談しましょう。
弁護士への相談を希望される場合は、お気軽にお申し付けください。紹介手数料は無料です。
問題を放置する危険性について
無断欠勤で退職した社員が行方不明になるという問題は、企業にとって深刻な事態を引き起こす可能性があります。
業務上の重要な情報漏洩リスク
その社員が会社で扱っていた「顧客情報」「営業戦略」「製品開発に関する機密情報」などを不正に持ち出している可能性は否定できません。
特に、営業や技術部門など、顧客との直接的なやり取りや機密性の高い情報にアクセスできる立場にあった社員の場合、そのリスクはより高まります。
これらの情報が競合他社に流出したり、不正利用された場合、企業の競争力低下、顧客からの信頼失墜、さらには法的責任に問われる可能性も考えられます。
最悪の場合、企業の存続を危うくする事態に発展する恐れもあるため、早急な対応が求められます。
社会的信用の低下
その社員が会社の機密情報を不正に持ち出し、外部に漏えいさせていた、あるいは犯罪行為に関与していた事実が発覚した場合、企業は社会的信用を失墜し、大きな打撃を受ける可能性があります。
メディアによる大々的な報道や、関係機関からの厳格な調査が入り、企業の危機管理能力が厳しく問われます。
このような事態は、企業の評判を大きく損ない、取引先や顧客からの信頼を失わせ、新たなビジネスチャンスを奪う恐れがあります。
法律的なトラブルに発展する可能性
会社の現金や備品を持ち逃げている、あるいは会社のシステムに不正アクセスを行ない、機密情報を盗み出しているなどの事案が発生した場合、企業は深刻な法的トラブルに巻き込まれる可能性があります。
このような状況下では、企業は被害の拡大を防ぐため、早期に調査を行ない、証拠をしっかりと固める必要があります。
もし、企業が適切な対応を怠り、損害が拡大した場合、従業員の不正行為に対する責任を問われ、損害賠償請求や刑事告訴などの法的措置を受ける可能性があります。
さらに、従業員の不正行為が企業の信用を大きく損ない、取引先や顧客からの信頼を失う恐れもあります。
刑事事件への発展
行方不明になった社員が、犯罪に巻き込まれている可能性も否定できません。
もし、その社員が犯罪に関与していた場合、企業が何らかの形で責任を追及される可能性があります。
企業が責任を追及される可能性は、以下の場合です。
- 会社の管理監督義務違反
- 会社が従業員の犯罪行為を黙認していた
- 従業員の犯罪行為が会社業務と関連している
保険や社会保障手続きの遅れ
その社員に関する保険手続きや社会保障手続きが滞り、企業が法的な義務を果たせない状況に陥る可能性があります。
具体的には、労災保険や失業保険の手続きが遅延し、結果として企業に新たな負担が生じるケースが考えられます。
例えば、労災保険に関していえば、行方不明中の社員が業務中に負傷していた場合、その事実が確認できないままでは、適切な補償を行なうことが難しくなり、企業は責任追及される可能性があります。
また、失業保険の手続きに関しても、行方不明の社員が失業保険の受給資格を満たしているか判断できず、手続きが遅延することで、企業に余計な事務作業が発生したり、行政からの指導を受ける可能性も考えられます。
他の社員への悪影響
社員が行方不明になるという事実は、残った社員に大きなショックを与え、心理的な不安や動揺を引き起こす可能性があります。
また、他の社員に「無断欠勤しても問題ないのではないか」誤った認識を与え、職場の規律が緩み、モラルが低下する恐れもあります。
このような状況が続けば、社員の仕事に対する意識が薄れ、結果として企業全体の生産性や品質が低下する可能性も否定できません。
相談事例
以下は、弊社でお受けした行方調査の相談事例を紹介します。
調査をご検討中の方は、参考になさってください。無料相談も実施しております。
会社機密の流出が懸念される場合
弊社で長年勤務していたAさんが、突然無断欠勤し、その後連絡が途絶えてしまいました。
Aさんは開発部門に所属しており、重要な製品の開発に関わっていたため、会社機密を持ち出されているのではないかと懸念しています。
Aさんの行方を突き止め、もし会社機密が外部に漏洩している可能性があれば、その事実を明らかにしたいと考えています。
顧客情報漏洩のリスクがある場合
営業部門に所属していたBさんが、ある日突然会社を出てしまい、以降連絡が取れません。
Bさんは顧客とのやり取りを多く担当しており、顧客リストや契約情報といった機密性の高い情報を持っていた可能性があります。
これらの情報が不正に利用されることを懸念しており、Bさんの行方を突き止め、情報漏洩の有無を確認したいと考えています。
会社の信用問題に発展する可能性がある場合
弊社経理部のC氏が、ある日突然会社を無断で退社し、その後一切連絡が取れなくなりました。
その後実施した内部調査の結果、多額の資金が不正にやり取りされていたことが判明しました。
このことから、C氏が会社資金を不正に持ち出し、逃亡した可能性が非常に高いと判断しています。
このままでは、会社に多大な損害を与えるだけでなく、株主や取引先からの信頼を失い、企業イメージの低下にもつながる恐れがあります。
そのため、C氏の行方を早期に特定し、持ち出した資金の回収と、刑事告訴など必要な法的措置を迅速に進める必要があります。
専門的な調査能力を借りて、C氏の行方を突き止め、この問題を一刻も早く解決したいと考えています。
行方調査
無断欠勤で退職した社員の行方(所在)を特定する調査です。
ご提供いただいた情報を基に、関係各所への聞き込み調査、尾行や張り込みなどの行動調査、情報収集調査、実家調査、オンライン調査、潜入調査など、あらゆる調査を組み合わせ行方(所在)の特定を行ないます。
調査を円滑に進めるために、以下の情報のご提出をお願いいたします。
- 会社での担当業務や持ち合わせていた可能性のある情報(顧客リスト、パスワードなど)
- 行方不明になった社員の氏名、年齢、最終出勤日など
- 不審な取引の発生時期、金額、相手先など
- 会社が独自に実施した調査内容
行方が判明した後の調査やサポート
行方不明となった社員の居場所を特定しただけでは、根本的な問題は解決しません。
その後の生活状況、新たな勤務先、そして事件に関与している可能性のある協力者の有無などを詳細に調査することで、初めて「真の問題解決」へとつながるのです。
厳正な調査を行ない、得られた情報や証拠は、客観的な視点から分析し、報告書に詳細に記載いたします。
調査報告書には、調査対象に関する全ての情報と、協力者の有無や関係性、不正や横領を裏付ける証拠が網羅的に記載されます。
以下は、弊社が実地可能な調査の事例です。
- 身辺調査
- 身元調査
- 素行調査
- 素性調査
- 勤務先調査
- 生活状態の確認調査
行方調査依頼料の取り決め
無断欠勤で退職した社員を探す調査は、基本料金165,000円(税込)から調査を承っております。
行方調査は、事前情報の量と信憑性・年数の経過、取得する情報の種類、調査範囲、調査期間(時間数・日数)、調査員の人数などの状況に応じて、費用が算出されます。
行方(所在)特定後の調査では、目的に応じて実地する調査内容や手法が異なります。
「行方調査」+「各種調査」とお考えください。
行方調査料金の事例
難易度:★
¥165,000(税込)〜
*調査員人数、調査範囲などにより金額が変動致します。
*調査時にかかる諸経費(交通費など)は別途、調査終了後に請求させて頂きます。
難易度:★★
¥363,000(税込)〜
*調査員人数、調査範囲などにより金額が変動致します。
*調査時にかかる諸経費(交通費など)は別途、調査終了後に請求させて頂きます。
成功報酬プラン
¥165,000(税込)〜
*調査員人数、調査範囲などにより金額が変動致します。
*調査時にかかる諸経費(交通費など)は別途、調査終了後に請求させて頂きます。
無料相談窓口
無断欠勤で退職した社員の行方は、企業に多大な影響を与えるだけでなく、法的なリスクにもつながります。
また、行方調査の結果、会社内の問題が原因で自殺に追い込まれたことが判明した場合、遺族は企業に対して、損害賠償を求める訴訟を起こす可能性もあります。
万が一、このような事態が発生した場合でも、迅速かつ適切に対応できるよう、事前の準備と、信頼できる探偵事務所との連携が不可欠です。
また、弊社は多数の海外協力会社と連携しており、海外調査に関するご相談にも幅広く対応しています。
ご質問やご心配な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
行方調査を依頼したクライアントの93%が「良かった」と調査結果に満足しており、信頼性と満足度が高いと評価いただいています。
相談は無料です。お電話やメールでお問い合わせいただければ、貴社の状況にあった調査プランを提案可能です。
ご相談とご依頼までの流れ
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まずはフリーダイヤル・お問い合わせメールフォーム・LINEよりお問い合わせ下さい。問題の概要や状況をお聞き致します。
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無料面談にて、電話やメール、LINEにて無料相談頂いた内容の詳細をお聞きし、お手伝い出来る調査やサポートをご提案致します。その際、お見積りをご提示致します。
お見積り内容には、調査期間・調査員数・調査方法・調査報告書の作成費などが含まれています。 -
お見積り金額・調査内容に十分ご納得頂けた場合、委任契約のお手続きに入ります。下記書面に署名捺印をして頂き、契約完了となります。書面には、調査目的・期間・費用の詳細・調査結果の報告方法・個人情報の取り扱いなどが記載されています。
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契約書面を基に予備調査、本調査の順に調査を実施します。その際、随時途中経過をご報告致します。追加調査が必要な場合は、都度ご相談下さい。
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全ての調査終了後、書面もしくはデータにて調査報告書を提出致します。必要に応じて各種専門家のご紹介やアドバイスなどのアフターサービスも行なっております。
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